「ベルトサンダー」
・・・毎度!!
今日はエクスプローラーのピックアップ取り付け以外は、ずう~っとペーパー掛けてました。
バイオリンベースの剥離作業、フランケンとキャンディの水研磨。
思い出しましたけど、オイラが昔ギター工場に勤めていた時、
それこそ一日中塗装表面のペーパー掛けてましたわ。
ペーパー掛けと言っても工場ですからねぇ・・・
これこれ、オイラがやってたベルトサンダーです。
これ大変なんですよ!!
画像で行くとベルト状のペーパーが向こう側から手前に向かって高速回転しとるんです。
で、ボディの乗った台がありますよねぇ、
この画像の物とは少し違うんですけど、オイラのやっていたサンダーはボディの乗った台が
前後にスライドするようになっていて、台の手前(自分の正面)にグリップが付いているんです。
そこを左手で握り、ベルトの下を前後するんです。
しかしそれでは研磨できません!!
このお兄さんがやっている様に、木製で設置面にフェルトの貼ってあるパッドを右手で握り、
高速回転しているベルトの下を台に乗って前後するボディに押し当てて研磨するんですよ。
これが慣れないと本当に難しいんです!!
あっという間に削れますから、ボディの尖った部分なんて一瞬で生地が出ちゃいますわ。
ですから結構なスピードで台を前後させながら、ボディのザグリの上を通過する時などは
気持ち押し付ける力を弱め、ストラトなら表30秒くらいで作業を進めるんです。
表・裏・コンター部分・サイドと、ジグやセッティングを変更しながら作業を行い、
多い時で1日180本ほどのペーパー掛けをやっておりました。
だから結構な重労働でさ・・・
右手の握力が低下してくると、パッドが猛スピードでベルトの上を左へ走っていって
ベルトとベルトの貼ってあるローラーとの間に入り込んで物凄い音でベルトが切れます!!
更に、左手は前後、
そしてパッドを持つ右手はベルト幅の範囲内で左右に動きながら
上下運動で力加減を調節してるでしょ、
たまに自分の動きが不思議に見えてきて軽いパニックになり、
右手が前後して高速回転しているベルト目掛けてグーパンチしてまうんやな。
これは本当に危険で、ベルトと接触した軍手が一瞬にしてスパーっと切れます。
だからホント、集中してパッドをしっかり握ってやらなアカンのですよ。
手も変になるからね!!
指先の指紋は無くなるし、
朝起きると右手がグーのまんま動かんのですよ。
1日中グーやからグーのまんま固まってしまうんですよ~。
・・・今となっては懐かしいですけど、大変だった思い出ですわ。
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