「修理いろいろ」
・・・毎度!!
今週もフランケンを中心に、いろんな修理を行いましたねぇ・・・
これがフランケンですけど、まだ白黒時代の使用感を製作中なんですよ。鉛筆で下書きしながら少しずつ削っておりますわ。
で、同時進行で始めたのが・・・
J-45です。
トップのリフィニッシュを行う為にコチラも色剥ぎなんですけど、これがなかなか大変でねぇ、来週からは本格的に作業を進めていきますよ。
・・・あ、ぜんぜん関係ないですけど、ガリガリ君の当りですよっ!!
始めて見たわ・・・。
そして最後に、今日の修理でレスポールの配線を弾き直しました。
これが久しぶりにウエスタンエレクトリック製のワイヤーを使用したんです・・・
これね。お客さんの御要望で使用したんですけど、凄いワイヤーなんですよ。
ベルデンと並んでキダー内部配線カスタムの先駆けになったワイヤーなんですけど手の込んだ作りでね、最近の安物みたいに”ビニール皮膜をカットしたらすぐワイヤー”とかじゃなく、クロス皮膜の中にはシルクで巻かれた単線ワイヤーがあり、その線自体にもブラックエナメルのコーティングがしてあるんです。ですから一箇所ハンダ付けするのにもクロス皮膜をカットし、シルクをカットし、エナメルコーティングされたワイヤーの先をペーパー掛けして、ようやく上質なワイヤーが顔を出すんですよ。
だから作業時間も4倍掛かるんだな・・・でもね、手間が掛かる分これがイイ音するんですっ!!輪郭がクッキリとして明るく、抜けの良い音になります。かと言って必要以上にギラギラせず、あばれる事もありません!!単線の王者ですわ。
60年近く前のデッドストック品で在庫にも限りがありますので、興味のある人・・・特に自分のギターの音がこもり気味で、シャキっとしたい人にはオススメですよっ!!
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