「誕生日プレゼント」
・・・毎度!!
今週は修理で握力が3くらいになっちゃって大変だったんですよねー!!
その修理とはフレット交換。そのフレットがステンレス製でね、ムチャクチャ硬いので握力が無くなったって訳なんです。
で、このギターなんですけど、当店御利用バンド“Gun Spice”の安藤君所有のエクスプローラー!!
酷使してますから”要メンテ状態”にあったんですよ。そしたらですねぇ、安藤妻のミキちゃんから「もうすぐ誕生日の旦那にプレゼントしたい」と言われましてね・・・
『ギターメンテ・プレゼント大作戦!!』の始まりですわ。
まずは先週、”弦交換ついでの軽いメンテナンス”という名目でお預かりしました。そして実際は、事前にミキちゃんと話し合いして決めた「フレット&ナット&弦交換&ネック&弦高&オクターブ調整」を実行しましたよ。
Gun Spiceは毎週末に練習していますので、期限は一週間。
しかも休み明けの火曜日からなので実質5日の猶予しかありません・・・
と言う事でまずはフレットを抜き、
・・・これがステンレスフレットです。
「SPEEDY」と「WARM」の二種類のうち、今回はボディ材がマホガニーという事もありまして音の立ち上がりが早く、ピッキング時の音抜けの良い「SPEEDY」をチョイスしました。
この「SPEEDY」が硬いんですよっ!!
なのでこの時点で握力15以下ですわ。
・・・何とか打ち込みも終わりまして、表面のすり合わせです。
そしてナット交換。
前回交換した時はチューニング安定を狙い、グラフテック製にしましたけど、今回はBELLオリジナル“オイル漬け牛骨ナット”にします。ナットに浸透させた潤滑オイルがチョーキング時などに発生する摩擦を軽減し、グラフテックの様な安定したチューニングを得られ、しかも牛骨ですから芯のある一音一音がしっかりとしたサウンドなんですよ。
・・・ほぼ完成!!
そして今回張る弦は“SIT製Willie Adlerシグネイチャー弦”を使用します。この弦はドロップD用に開発された弦で、元々安定したチューニングで定評のあるSIT弦にテンションも考慮された「lamb of god最高!!」ってな弦ですわ。
Gun SpiceもドロップDなので、今回はこの弦に合わせてセッティングしていきます。弦を張ってナット溝の最終仕上げを済ませ、ロッドからオクターブなどのセッティングをして・・・
完成!!
握力低下の甲斐もあって良い状態に復活する事が出来ましたよ。
そして昨日、普通にメンテナンスが終わったと思っている安藤君がギターを取りに来まして、ケースから出し・・・
異変に気付き・・・
子供放ったらかし。(笑)
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